PQCとQCPの違いは何か?量子コンピュータ時代において、暗号の安全性をどう確保するかという問いに対する2つの異なる答えです。
PQCとQCPの違いを理解することは、量子時代の暗号を考えるうえで重要です。
量子コンピュータ時代に必要な「永久に安全」な情報セキュリティ
近年、企業や自治体を襲う情報漏洩事件は後を絶たず、その被害額や信頼失墜は深刻化しています。
さらに次世代の計算技術――量子コンピュータの登場が、これまでの暗号技術に破壊的な影響を与えると懸念されています。
こうした中で注目を集めるのが、
- PQC(Post Quantum Cryptography:ポスト量子コンピュータ暗号)
- QPC(Quantum Proof Cryptography:量子コンピュータでも解読不能と証明されている暗号 = 完全暗号)
です。
一見似ているこれら2つの概念ですが、その安全性の根拠には大きな違いがあります。
PQCとQCPの違いを簡単に整理
PQCとは?──量子コンピュータが実現しても安全な暗号の総称です。
「PQC(耐量子コンピュータ暗号)」は、量子コンピュータでも従来の暗号より破られにくいとされる新しい暗号方式です。
従来主流のRSAやECCなどは、量子コンピュータの計算能力の前ではあっという間に解読される危険があります。
米国立標準技術研究所(NIST)は、このリスクを軽減するためPQCの標準化を進めています。現時点では量子コンピュータ攻撃にも十分耐性があると考えられています。
しかし、PQCは「永久に安全」とは限らない点が重要です。
新たな数学的発見やアルゴリズムの進化によって、将来解読される可能性は残されています。PQCはあくまで当面の安全策なのです。
QCPとは?──「永久に安全」が証明された暗号
QCP(Quantum (Computer) Proof)は、アプローチが根本的に異なります。
それは、「量子コンピュータでも数学的・情報理論的に永久に解読不能である」と証明された暗号のことです。
つまり、どれだけ計算技術が進歩しても、原理的に破ることが不可能なのです。
代表例が1949年、クロード・シャノン博士によって証明された「ワンタイムパッド(ヴァーナム暗号)」です。
完全ランダムな鍵を一度だけ使い、メッセージと同じ長さの鍵を利用することで、情報理論的に解読は100%不可能です。
ただし、ワンタイムパッドの大きな課題は「鍵の配送と管理の難しさ」でした。

完全暗号(Complete Cipher)─ QCPを実用化
この課題を克服したのが、CIPHER-CORE(弊社)による『完全暗号(Complete Cipher)』です。
- ワンタイムパッドの理論的安全性をそのまま維持
- 鍵配送・保管・認証の問題をすべて解決
- 遠隔通信や遠隔認証にも対応
これにより、情報が盗まれても解読できない=被害ゼロという理想を実現します。
従来型防御から「盗まれても無害」へ
これまでのセキュリティは、例えるなら“鉄壁の金庫”や“厳重な施錠”でした。
しかし攻撃手法が高度化しており、一度突破されれば情報そのものが盗まれます。
さらに、「ハーベストアタック」という新しい脅威があります。
これは今は解読できなくても将来できることを見越して、とにかく盗んで保存しておくという攻撃です。量子コンピュータ時代には一気に危険度が増します。
PQCは将来リスク軽減のための手段ですが、QCPは最初から永久に解読不能。
完全暗号は、このQCPを実用化した革新的技術なのです。
これからのセキュリティ基準は「永久不変の安全」
量子コンピュータ時代では、「今安全」から「未来永劫安全」への発想転換が必要です。
情報漏洩をゼロにするだけでなく、起きても無害化できる状態こそ、これからの標準となるべきです。
まとめ
- PQC:当面安全だが、将来の解読リスクは残る
- QCP:数学的に永久に解読不能が証明されている
- 完全暗号(Complete Cipher):QCPの原理を実用化し、通信・認証にも対応
参考リンク
- 完全暗号の詳細説明:
https://cipher-core.co.jp/complete-cipher-jpsub/ - CIPHER-CORE公式サイト:
https://cipher-core.co.jp/ - リスキリング研修導入・問い合わせ:
https://cipher-core.co.jp/lp/
https://cipher-core.co.jp/rspromo04/




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